カップル時代とは違う。夫婦ならではの悩みとは

結婚して45年、そろそろ結婚や夫婦について、考えることの多い今日この頃です。
本当に、色々なことがありました。
世間様の夫婦はどうなんだろうかとも考えてしまいますが、他人からはうかがえないような悩みや問題も抱えていることと想像します。
でも、結論から言えば、何があろうが、どんなに苦労しようが、どんなに喧嘩しようが、夫婦は一体なのです。
一生、連れ添ってこその夫婦なのです。
最近は簡単に離婚する傾向がありますが、お互いに耐えてきた先には、予想もしなかった夫婦の堅い絆が来ることもあることを知ってほしいと思います。
若い頃、お互いに恋愛に夢中になり、世の中には相手の男性、女性しかいないような錯覚にとらわれ、そのまま結婚にゴールインした人は多いと思います。
私たちもそうでした。
全てがバラ色の人生のスタートでした。
一年後には長女に恵まれ、その二年後には待望の男の子、その三年後には次女にも恵まれ、騒がしくも、楽しい『わが家』が出来ました。
恋愛時代とは違う家庭の味を感じ始めたのです。
でも、家計の方は、そんなに順調とはいかず、そのことで妻とのいさかいも増え、子供たちにも悪影響を与えてしまいました。
そこで、私には妻には言えない借金をし、何とか難局も乗り越えてきましたが、そのことが結局、その後の生活を余計に圧迫する原因となったのです。
時は、高度成長で、幸い、年と共に給料も上がりましたし、子供たちも倹約とかバイトを覚え、親の負担を減らしてくれましたが、借金を簡単に返すほど楽になった訳ではありません。
いつか返せると思いながら安易に利子だけを返済し、元本は減らないまま過ごしてきてしまいました。
それが女房にばれたのは、ほんの10年くらい前のことです。
ちょっとした手違えで、自分あての書類を見られてしまったのです。
もう、観念するしかありません。
女房は、恋愛時代にさかのぼり、嘘はつかない、幸せにすると誓ったことを執拗に言い出し、それ以来、ろくに口もきいてもらえませんでした。
ところが、東北大震災のあった2011年に、放射能汚染が広がり、明日はどうなるかもわからないという不安を抱えた夜に、突然、女房が言ったのです。
『もう許してあげる、初めて聞いたときに話すのもしゃくだったから言わなかったけど、私、へそくりあるよ。
』と言ってくれたのです。
明日もわからないような時だから、借金は早く返そうよとも言ってくれました。
私は、再度、恋愛時代を思い出し、心から女房に感謝しました。
幸せも困難も二人で解決するのが夫婦なんですね。
何も知らないと思ってた女房に脱帽です。

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